【書評】ロジカルダイエット 3か月で「勝手に痩せる体」になる現実的メソッド
ダイエット本は世の中に山ほどある。
糖質制限、置き換え、ファスティング、◯◯だけ食べる系……
でも正直、続いた試しがない人も多いはずだ。
この『ロジカルダイエット』が他と決定的に違うのは、
「頑張らせない」「盛らない」「夢を見させない」こと。
本書が一貫して主張するのは、たった一つ。
痩せるとは、体脂肪が落ちること。
それ以外は全部ノイズ。
間違いだらけのダイエットを一刀両断
本書はまず、世の中のダイエットをロジカルに否定していく。
- 単品・食べ順・置き換え
→ 摂取カロリーが減っていないだけ - ファスティング・極端な食事制限
→ 筋肉が先に落ちてリバウンド確定 - サウナ・発汗・エステ
→ 水分が減っただけ。脂肪は減っていない - 運動だけで痩せる
→ 消費カロリーは思ったより少ない
ここで重要なのは、否定の基準が一貫している点。
「それ、体脂肪減ってますか?」
この視点を持てるだけで、
怪しいダイエットに振り回されなくなる。
ダイエットは食事9割。運動では痩せない
刺激的だが、事実だ。
30分ジョギングしても約250kcal。
それなら、食事で少し選び方を変えた方が圧倒的にラク。
ただし、運動が不要という話ではない。
- 運動=痩せるため
- 運動=活動量を増やす土台づくり
筋力と心肺機能を上げることで、
「動くことが苦じゃない体」になり、
結果的に日常の消費カロリーが増えていく。
脳と体を“だましながら”痩せる
急激なダイエットが失敗する理由も明確だ。
人間の脳は変化を嫌う。
急に食事量を減らせば、
本能レベルで「食べろ」と命令が来る。
だから本書ではこう定義する。
- 1日に減らすカロリーは 200〜300kcalまで
- 時間をかけて、ゆっくり痩せる
- 脳に「異常だ」と思わせない
まさに、脳と体を誤魔化すダイエット。
具体的で再現性が高いルール
実践編もかなり現実的だ。
- 食べていい1日のカロリー
34 × なりたい体重 - コンビニでカロリー感覚を身につける
- 筋トレは
腕立て・スクワット・クランチの3種だけ - 有酸素は週1〜2回、30分でOK
食べ過ぎた日があっても、
「例外」として翌日から戻ればいい。
完璧主義を徹底的に排除している点が、
この本の最大の強みだと思う。
「やせた側の人間」に生まれ変わる
印象的だったのは、
ダイエットを一時的なイベントではなく、
アイデンティティの変更として捉えている点。
- ご飯をおかわりしない
- 腹八分でやめる
- 大皿ではなく自分の適量を食べる
- チートデイを引きずらない
これらはすべて、
「やせている人の生活」そのものだ。
目指すのは体重の数字ではない。
「やせた側の世界」をコンフォートゾーンにすること。
まとめ:この本はこんな人におすすめ
- ダイエットで何度も失敗してきた人
- ロジックで納得しないと動けない人
- 根性論や精神論が嫌いな人
派手さはない。
即効性もない。
でも、
二度と太らない体を作るという点では、
かなり信頼できる一冊だ。
「いままで通り太った側の人間でいるか」
「やせた側に生まれ変わるか」
選ぶのは、自分自身。

