書評

【書評】「ゆるストイック」意識高い系でも低い系でもないという生き方

moptrip0822@gmail.com

ゆるストイック

― ノイズに邪魔されず、1日を積み上げる思考 ―

「意識高い系でもない。意識低い系でもない。
これからの時代は“ゆるストイック”だ。」

そんな言葉がしっくりくる一冊だった。

コロナを経て、努力の過程が見えにくくなり、成果だけが切り取られる時代。
この本は、そんな現代においてどう日常を過ごし、どう自分を積み上げていくかを静かに教えてくれる“現代版の生き方の指南書”だ。


ゆるストイックとは何か

ゆるストイックとは、

  • 自分に対してはストイック
  • でも、他人に価値観を押し付けない
  • マウントを取らず、淡々と自分のペースで続ける

という姿勢のこと。

毎日を黙々と積み上げながら、
周りの助けは素直に受け入れる「ゆるさ」も持つ。

成果を急がず、
燃え尽きず、
「続けることそのもの」を楽しむ

成果が出たらラッキー。
出ても、やることは変えない。
ただ、今日もコツコツやる。

この距離感が、今の時代にちょうどいい。


現代は「自分で自分を律する」時代

今の社会は、

  • 好景気でも不景気でもない
  • うまくいく人と、そうでない人が同時に存在する
  • 中間層が消え、二極化が進んでいる

そして、誰も叱ってくれない。

だから必要なのは、
他人に管理されなくても、淡々と自己管理できる力

やる気がない人を誰かが引き上げてくれる時代ではない。
だからこそ「自分は自分、他人は他人」という線引きと、
ひそかに積み上げる力が重要になる。


手放すべき「古い価値観」

この本では、まず“アンインストールすべき考え方”が示される。

努力は必ず報われる?

× 努力は報われる
〇 努力が報われるとは限らない

被害者意識

× 周りのせいにする
〇 自分にできることに集中する

ゼロリスク・ゼロ失敗思考

× 失敗を避ける
〇 失敗のプロになる

すべてをロジカルに考える

× 完璧な合理性を求める
〇 合理性には限界があると知る

大事なのは、
自分でコントロールできないことに焦点を当てないこと。

今できる行動に集中する。
願望と現実を混同しない。


成功を支配するのは「才能」ではなく「運」

この本で特に印象的だったのが、成功の捉え方だ。

成功は個人の力で勝ち取るものではない。
環境が生み出す“現象”の一種

成功はこの2つの掛け算で決まる。

  • 独自性(才能+努力)
  • タダ乗り(運・時代・基盤)

独自性だけでもダメ。
運だけでも続かない。

だからこそ、

  • 独自性にはストイックに集中する
  • それ以外は、世の中の基盤にゆるく乗っかる

このバランス感覚が「ゆるストイック」。


ニッチにこそ、居場所がある

ゆるストイックを実践する近道は、
自分が活躍できるほどニッチな領域に絞ること

ニッチは、

  1. 好きなこと
  2. 得意なこと
  3. 需要があること

この順番で考える。

需要から考えると、だいたい続かない。
うまくいかないときは、さらにフィールドを「狭める」。

デジタル空間では、
現実世界では成り立たなかったニッチも成立する。


運のいい人の正体

運のいい人とは、
チャンスに遭遇する確率が高い行動をしている人

共通点は「試行回数が多い」こと。

人生のくじ引きは、
なぜか回数制限がない。

  • 好きなことに没頭する人
  • 深く考えず動く人
  • 戦略的に考え続ける人

タイプは違っても、
共通しているのは「やり続けている」こと。


ゆるストイックを続けるコツ

  • 完璧を目指さない(80%ルール)
  • 毎日を振り返るメンテナンス
  • 複数のコミュニティに属する
  • 新しいことを「意志」ではなく「習慣」にする
  • とにかく試行回数を増やす

そして何より、

今日が人生最後かもしれない
そのくらいの気持ちで、今日を丁寧に積み上げる。


まとめ:静かに、でも確実に前へ

この本は、

  • 焦っている人
  • 頑張っているのに報われないと感じている人
  • でも、派手に生きたいわけじゃない人

そんな人に刺さる一冊だ。

声高に主張せず、
他人と比べず、
静かに自分を更新していく。

ゆるく、でもストイックに。

今日もまた、1日を積み上げよう。

ABOUT ME
MOTEKIN
MOTEKIN
駆け出しブロガー
40代独身の雑記ブログ。
色々発信中
記事URLをコピーしました